手元のモバイルバッテリーがリコール対象かは、ブランド名や容量だけでは判断できません。製品名・型番・シリアル番号を、メーカー公式の最新情報と照合してください。
対象かもしれないとき
充電・使用をいったん止めて確認します。対象と判定されたら、一般ごみや通常の電池回収ボックスへ入れず、メーカー指定の回収・交換・返金手順に従ってください。膨張、変形、異臭、異常な発熱がある場合は無理に持ち運ばず、状態を伝えてメーカーと自治体へ相談します。
2026年7月26日時点の要点
- 直近の新規案件として、2026年3月23日にEZO Stadias ezo-508/ezo-510の回収・返金が始まりました。
- Ankerは名称が似た複数の回収案件があり、A1257、A1652、A1263などを型番で区別する必要があります。
- CIO Ex01、旧フォースメディア製品、ノジマECMMBM52SPも回収が継続しています。
- 下表は主要6案件であり、全案件を網羅するものではありません。消費者庁リコール情報サイトでも検索してください。
cheero Flat 10000mAh(CHE-112)— 2023年の回収が再び呼びかけられています
まだ手元にある場合は、ただちに使用を中止してください。この案件は新しいリコールではなく、2023年6月から続いている回収です。2026年7月に鉄道車内での発火事案が報じられ、メーカーが改めて回収を呼びかける状況になっています。
| 項目 | 確認できた内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 対象製品 | リチウム電池内蔵充電器「cheero Flat 10000mAh」 | 消費者庁リコール情報サイト |
| 対象型番 | CHE-112(公式告知に型番の記載あり) | cheero公式 |
| 事業者 | ティ・アール・エイ株式会社 | 消費者庁/公式 |
| 事故の内容 | 「当該製品及び周辺を焼損する火災」と記載。公式は「ごく稀に発煙・発火する事象」と説明 | 消費者庁/公式 |
| 対応開始日 | 2023年6月15日(公式告知は2023年6月14日) | 消費者庁リコール情報サイト |
| 対応方法 | 返金/全数回収 | 消費者庁/公式 |
| 管理番号 | 00000030875 | 消費者庁リコール情報サイト |
回収の申し込み先:cheero公式の回収受付フォーム(cheero.net/flat-support)が案内されています。当サイトは仲介しません。必ず公式の窓口から手続きしてください。
この案件が示していること:リコールは「公表されても終わらない」
対応開始から3年が経過してもなお回収が呼びかけられている、という点が重要です。リコールが公表されても、対象製品が回収されるまでには長い時間がかかり、その間も手元で使われ続けます。当サイトが別記事で扱った回収率のデータでも、対象台数に対して回収が進まない実態が確認できます。
つまり「発表が古いから、もう自分には関係ない」とは言えません。2019〜2021年ごろに買ったモバイルバッテリーが手元にある方は、型番での確認をおすすめします。
※2026年7月の鉄道車内での発火事案および回収の再案内については、報道による情報です(当サイト確認日:2026年7月26日)。事案の詳細は当サイトでは検証していません。型番・対応方法は上表の一次情報で確認しています。
主なモバイルバッテリー回収一覧
| 開始日 | ブランド・製品 | 対象型番・規模 | 対応 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月23日 | EZO Stadias スタンド付きワイヤレスモバイルバッテリー | ezo-508/ezo-510 2,000台 | 回収・返金 | 製品表面の型番 |
| 2025年10月21日 | Anker PowerCore 10000 | A1263系 410,124台 | 回収・交換 | 色別の型番とJAN。A1257とは別案件 |
| 2025年6月26日 | Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)/MagGo Power Bank(10000mAh, 7.5W, Stand) | A1257/A1652 合計416,789台 | 回収・交換 | A1257は公式判定ページでシリアル確認 |
| 2025年1月27日 | CIO SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & Cable | CIO-MB20W2C-5000-EX01/5K-EX01 20,518台 | 回収・返金 | 対象シリアル番号まで照合 |
| 2024年11月8日 | ノジマ ELSONIC 分離式モバイルバッテリー | ECMMBM52SP 797台 | 回収・ポイント返還 | 使用・未使用を問わず対象 |
| 2021年8月26日 | 旧フォースメディア製26800mAhモバイルバッテリー | JF-PEACE8K2660/2660P/JF-268PD60W 合計4,255台 | 回収・返金・異機種交換 | 2026年もエレコムが回収を再案内 |
EZO Stadias
型番:ezo-508/ezo-510
対象:2,000台
開始:2026年3月23日
対応:回収・返金
Anker PowerCore 10000
型番:A1263系
対象:410,124台
開始:2025年10月21日
対応:回収・交換。A1257とは別案件です。
Anker A1257/A1652
対象:合計416,789台
開始:2025年6月26日
対応:回収・交換。A1257はシリアル番号も確認します。
CIO SMARTCOBY Ex01
型番:5000-EX01/5K-EX01
対象:20,518台
開始:2025年1月27日
対応:回収・返金。対象シリアルを照合します。
ノジマ ECMMBM52SP
対象:797台
開始:2024年11月8日
対応:回収・ポイント返還。使用・未使用を問いません。
旧フォースメディア3型番
型番:JF-PEACE8K2660/2660P/JF-268PD60W
対象:合計4,255台
対応:エレコムが継続回収中です。
型番を間違えない確認手順
- 本体の印字を撮影:製品名、Model、型番、SN、JANが読める写真を残します。
- メーカー公式で検索:「ブランド名 型番 回収」で探し、公式ドメインの案内を開きます。
- シリアル判定:型番の一部だけが対象の場合は、公式判定フォームへシリアル番号を入力します。
- 消費者庁でも確認:リコール情報サイトで型番を検索し、開始日・対応方法を照合します。
- 対象なら申し込む:指定フォームまたは電話で手続きし、送付された回収キットなど公式の方法で返送します。
似た名前に注意
Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)のA1257と、Anker PowerCore 10000のA1263は別製品・別案件です。「Ankerの10000mAh」という情報だけでは判定できません。CIOも型番だけでなく、対象シリアル番号の確認が必要です。
PSEマークがあってもリコールは起こり得る
PSE表示は国内販売時に確認すべき法定表示ですが、将来の不具合が一切起きないことを保証するマークではありません。購入時はPSE表示・販売者情報を確認し、購入後は型番を定期的にリコール情報と照合します。
2026年4月のリサイクル制度とリコールは別
2026年4月から、資源有効利用促進法の指定再資源化製品としてモバイルバッテリー本体に関する製造・輸入販売事業者の自主回収・再資源化の仕組みが拡充されました。ただし、どの店でも無条件に受け取るという意味ではありません。通常の使用済み製品は自治体・メーカーの案内を確認し、リコール対象品はその案件の専用窓口を優先します。
よくある質問
一覧にブランド名がなければ安全ですか?
断定できません。この一覧は主要案件で、全件網羅ではありません。型番を消費者庁リコール情報サイト、NITE SAFE-Lite、メーカー公式で検索してください。
箱やレシートがなくても申請できますか?
案件ごとに異なります。まず本体の型番・シリアルを確認し、メーカー窓口へ相談してください。箱や付属品が不要と案内される案件もあります。
対象品を家電量販店へ持って行けばいいですか?
自己判断で持ち込まず、メーカーの回収案内を確認してください。店舗回収ではなく、専用キットや指定窓口を使う案件があります。
当サイトが監視している情報源と確認頻度
リコール情報は、どこを・どの頻度で見ているかを開示していない記事は信頼できません。当サイトがこのページを更新するために確認している情報源と頻度を公開します。読者ご自身が確認する場合も、この順番で見れば同じ結論に到達できます。
| 情報源 | 何が分かるか | 当サイトの確認頻度 |
|---|---|---|
| 消費者庁 リコール情報サイト (recall.caa.go.jp) | 回収・返金・無償修理の登録情報。製品名・型番で検索できる。管理番号つき | 週1回+事故報道があった直後 |
| 消費者庁 お知らせ(重大製品事故の公表) (caa.go.jp/notice/) | 消費生活用製品安全法第35条に基づく報告の公表。リコール前段階の事故が分かる | 週1回 |
| NITE 製品安全 (nite.go.jp/jiko/) | 事故の再現試験・原因分析、注意喚起。なぜ起きたかが分かる | 月1回 |
| 経済産業省 製品安全・リコール (meti.go.jp/product_safety/) | 電気用品安全法(PSE)関連の措置、事業者への指示 | 月1回 |
| 事故情報データバンク (jikojoho.caa.go.jp) | 消費生活センターに寄せられた事故情報の横断検索 | 必要時 |
| メーカー公式の「重要なお知らせ」 | 回収受付フォーム、対象型番の詳細、期間。手続きは必ずここから | 該当案件が出た時に都度 |
更新のルール(差分の残し方)
安全情報は「いつ時点の情報か」が命です。当サイトはこのページで次の方針を取ります。
- 本文に確認日を明記する:見出しに「○月○日時点の要点」と入れ、更新のたびに書き換えます
- 古い記載を黙って消さない:対応が終了した案件も、終了した事実がわかる形で残します
- 一次情報を必ず併記する:型番・対応開始日・対応方法は、消費者庁またはメーカー公式の記載を出典として示します
- 報道と一次情報を分ける:報道でしか確認できない事案は「報道による情報」と明記し、当サイトが検証していない点を書きます
- 網羅を主張しない:掲載は主要案件に限られます。最終確認は必ず消費者庁リコール情報サイトで型番検索してください
この一覧に載っていないことは「対象外である証明」にはなりません。公表は事故や行政指導のあとに行われるため、公表がないことは安全の証明にもなりません。手元の製品は、必ず本体の型番・輸入事業者名で検索して確認してください。
出典・確認日
- 経済産業省「EZO Stadias」リコール情報
- 消費者庁「Anker PowerCore 10000ほか」
- 消費者庁「Anker A1257/A1652」
- 消費者庁「CIO SMARTCOBY Ex01」
- 消費者庁「ノジマ ECMMBM52SP」
- 経済産業省「旧フォースメディア製品」
- 経済産業省「小型二次電池のリサイクル」
確認日:2026年7月17日。掲載対象・窓口・回収状況は更新されます。最終判定はメーカーと行政の最新案内を優先してください。
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